マンゴーの果実の外皮を取り除くコバナフルーツコウモリ

(2.2MB, 00:00:11)
撮影日:2001/05/01
撮影場所:Keelapatti, a village located near Madurai (South India)
* 種類
コバナフルーツコウモリ
Cynopterus sphinx

キーワード
Cynopterus sphinx
Mangifera indica
fruit processing behaviors
extractive foraging
technical intelligence


Singaravelan
2007/05/11登録


動物界 >脊索動物門 >哺乳綱 >翼手目 >オオコウモリ科 >Cynopterus >

この映像はコウモリがどのようにマンゴーの厚い外皮を取り除いているかを示している。コウモリが皮を回転させて剥こうとしていることに注意。これによって、皮をより簡単に取り除いている。

これは動物における技術知能(technical intelligence)の良い例であるところの取り出し採餌(extractive foraging)の一つである

以下がこの映像を用いた論文の要旨の日本語訳です。

マンゴー果実上でのコバナフルーツコウモリ(Cynopterus sphinx) の採餌戦術:飛翔性哺乳類における取りだし採餌(extractive foraging)の証拠
Natarajan Singaravelan and Ganapathy Marimuthu
J Ethol (2007). DOI 10.1007/s10164-007-0044-1

コバナフルーツコウモリCynopterus sphinxがマンゴーMangifera indicaの果実を採食する際の一連の行動を報告する。コバナフルーツコウモリは外皮を剥いて直径約3-6cmの採食領域を作り出す。このような採食準備行動は大きなマンゴーでより目立っていた。コウモリはこのようにして皮が剥かれたマンゴーをめぐって争っていた。採食準備行動に時間を費やした個体は、その果実を積極的に防衛していた。これらの行動はコバナフルーツコウモリがマンゴーのような果実を効果的に処理して採食するための行動を進化的時間上で獲得したのかもしれない事を示している。コバナフルーツコウモリがマンゴーの外皮を剥く行動は、大きな脳を持つ哺乳類で良く知られる「取り出し採餌」(extractive foraging)の例であろう。この発見は哺乳類における「取りだし採餌」(extractive foraging)と「技術知能」(technical intelligence)の分布と進化を考える上で意味がある
(訳:データベース運営委員会)

(データ番号:momo061118cs01a)

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