オオトリノフンダマシの造網行動

(49.4MB, 00:02:27)
撮影日:2020/08/14
撮影場所:茨城県つくば市
種類
オオトリノフンダマシ
Cyrtarachne akirai

キーワード
クモ
円網
横糸
ロウ・シァー・ジョイント


鈴木佑弥
(Suzuki Yuya)
2020/08/28登録


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オオトリノフンダマシの造網行動を野外で撮影した。
本種を含むトリノフンダマシ属のクモは、湿度の高い夜に樹間や葉枝間に「同心円状円網」と呼ばれる網を張る(大熊 1957; 小野・八木沼 1963; 有田 1963)。この網は、(1)横糸の本数が少なく間隔が広い、(2)横糸の粘性が強い、(3)横糸の一端と縦糸の接点にlow -shear jointという構造があり、これにより横糸の一端が縦糸から切り離されるようになっている、という点で特徴づけられる。


動画では特に横糸張りに注目している。クモは横糸を引きながら縦糸を伝って中心部(こしき)に向かい、こしき付近で第四脚による粘球繰り出しを行う。そして、こしき経由で隣の縦糸に移り、再び網の外縁方向に向かい、横糸を固定する。このため、張られる横糸は縦糸間の幅よりも長くなり、故にだらんと垂れ下がる。

引用文献
大熊千代子 1957. トリノフンダマシ(Cyrtarachne bufo (B. et S.))の造網. Atypus, 13: 3-4.
小野武比古・八木沼健夫 1963. トリノフンダマシの網を求めて. Atypus, 28: 7-9.
有田立身 1963. シロオビトリノフンダマシの造網. Atypus, 28: 10-12.

(データ番号:momo200815ca01b)

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