カラスの「観察学習」と問題解決(61.6MB, 00:03:14)撮影日:2004 撮影場所:山梨県上野原市 | ||
| 種類 ハシボソガラス Corvus corone | ||
中野(押久保)かおる・藪田慎司 (Kaoru Oshikubo-Nakano & Shinji Yabuta) 2007/04/09登録 |
動物界 >脊索動物門 >鳥綱 >スズメ目 >カラス科 >カラス属 >
このカラスは、紐でつり下げられた餌をたぐり寄せて手に入れるという問題解決を行ったが、その手段は「観察学習」によって獲得したものと考えられた。横木に細い紐でつりさげられたミニトマトを与えたところ、最初、カラスはこれをうまく取ることができなかった。そこで、人が飼育舍に入り、紐をたぐり上げることを行った。つまり、右手で紐をひっぱりあげ、それを左手と横木ではさんで押さえ、再び右手で紐をたぐり上げ、また左手と横木でそれを押さえるという行動を繰り返した。その後、観察者が飼育舍を出ると、カラスは紐を嘴で引き上げ、その紐を脚と横木ではさんで止め、さらに嘴で紐を引き上げるという行動を繰り返し、うまくミニトマトをたぐり上げた。この個体は人の行動をモデルとする観察学習を行い、問題解決の方法を獲得したのかもしれない。なお、この個体は野外で捕獲された個体である。この実験は、帝京科学大学アニマルサイエンス学科のH15年度卒業研究として行われた。映像は無編集で、各行動の間は早送りとなっている。
(データ番号:momo070409cc01b)
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