ウミネコの直立姿勢(22.6MB, 00:00:16)撮影場所:青森県八戸市蕪島 | ||
| 種類 ウミネコ Larus crassirostris | ||
藪田慎司 2021/08/04登録 |
動物界 >脊索動物門 >鳥綱 >チドリ目 >カモメ科 >カモメ属 >もしくは 動物界 >脊索動物門 >鳥綱 >チドリ目 >カモメ科 >Larus属 >
ウミネコは一夫一妻のペアで繁殖し,巣の周囲をなわばりとして防衛する。画面中央の2羽は,それぞれ異なるペアの片方の個体である(性は不明)。この2羽の間に2つのなわばりの境界がある。右の個体に注目する。この個体は,隣の個体に対する攻撃と逃避に同時に動機づけられていると考えられる。
右の個体が左の個体に向かって立っている。やがて,後退りするようにして反転して遠ざかる。しかし,すぐに反転して左の個体に突進し,直前で停止する。
この一連の行動における右の個体の首と姿勢に注目したい。左の個体から遠ざかる直前,しだいに右の個体の首が垂直方向に伸び上がるのがわかる(体の姿勢もやや伸び上がる)。その後,反転し突進する時には逆に首は縮んでいる。突進を止めるとまた首が垂直にやや伸び上がる。
この首を伸ばす姿勢は「直立姿勢」と呼ばれている。それは,飛び立つ前の姿勢が儀式化したもので,その個体の「不安」(逃避の動機づけの強さ)を表していると考えられている。つまり,この映像では,右の個体は「不安」が高まり自分のなわばりに中心に向かったが,それによって「不安」が低下し,今度は攻撃的動機づけの方が優勢になり,攻撃的な突進を行なったと解釈できる。
(データ番号:momo210731lc01b)
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