オキタナゴの陣痛

(5.6MB, 00:01:59)
撮影日:2007/05/27
撮影場所:静岡県伊東市富戸
種類
オキタナゴ
Neoditrema ransonneti

キーワード
オキタナゴ
出産
胎生魚



石田根吉
(Neyoshi Ishida)
2007/07/01登録


動物界 >脊索動物門 >硬骨魚綱 >スズキ目 >ウミタナゴ科 >オキタナゴ属 >

4月に入った頃からオキタナゴのメスは妊婦ばかりで数10匹から数100匹の群れを浅場に
作り始めます。そして、5月中旬から末にかけて一気に出産します。産まれ出たオキタ
ナゴは、幼魚だけで大きな群れを作ります。幼魚と妊婦とは別の群れでそれが混じり
合う事は普通ありません。

しかし、産気付いたメスは幼魚の群れの中に飛び込み、そこで出産します。幼魚の群れ
の中に自分の子を産み出す事で子の身の安全を計っているのだろうと思われます。

観察した限りでは、1〜8匹の幼魚が数分を掛けて続けて産み出されます。その際、メス
の生殖口からは2匹の幼魚の尾ビレが見えている事が多いです。そして、ティッシュ・
ペーパーを1枚ずつ引き出す様に、1匹が生み出される度に新たな1匹が引き出されて尾
ビレが現れるのです。

これらオキタナゴの妊婦は、一斉に幼魚群に飛び込んで狂った様に出産を繰り広げる事
があります。

(データ番号:momo070629nr01b)

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